育みたいから、
焚きつけるよね、
夜にむかって、
薪をくべる、
完全な闇じゃなにも、
ないのと同じかもしれないから、
夜に向かって、薪をくべ続ける、
くべ続けた。
夜を浴びた、
でも知らなかった。
知らないことは知らない。
知ってることすら知らないのに、
知らないことに気付くなんて、
なかなか難しい話だろ?
そこら中に、
枯れない井戸がある。
僕たちは潤ってる、
あけない夜にだって、
僕たちの喉は枯れない、
僕たちは潤ってる。
嗚呼、なんて、
ああ、なんて、
恵まれてるんだよ。
なにしろいまだに、
俺たちは、
知らないことを知らないと、
そういうことなんだということに
気付いてないんだ。
あけない夜にむかって、
薪をくべて、
夜を凌いで、
そういう夜を繰り返して、
いつか彼女らや、彼らや、俺に、
気付くはずがなかった、あるいは、
とうてい知りっこなかったことが、
わかる日が来るんだろうか?
そんなときには、朝も夜も、
なくなっているんだろうか?
そして、枯れない、井戸すらも、
関係なく、
途方もない話だ。
画像出典;This picture is coming from,
ロマンシング・サガ3 Steam Edition
Romancing SaGa 3™ Steam Edition
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Planned & Developed by ArtePiazza
ILLUSTRATION: TOMOMI KOBAYASHI
スクリーンショット作成者:Pipopa
この文章は2020年(令和二年)にPipopaによって書かれた。
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