Pipopa Organization

Pipopa Organization  読書が大好きな、英語専攻の学生Pipopaによるブログ形式のウェブサイト。オススメ書籍の紹介や英語学習関連のポスト、雑記・日記などを掲載。  あとたまにPC/IT関連、PCゲーム、音楽系ポストもする予定♫ (ノ><)ノ e-mail pipopa.org[at]nifty.com

引用。自分のうけいれ方(愛蔵版)

書名:自分のうけいれ方(愛蔵版) -単行本版-

著者:加藤諦三

出版社:PHP研究所; 愛蔵版 (2014/2/13)

引用、文書入力:Pipopa

書籍情報出典:Amazon.co.jp

Amazonリンク:自分のうけいれ方(愛蔵版)


Page 213-215

頑張りの裏にはそれぞれの歴史がある

 必死になって努力しながらも自分に自信を持てなかった人は、表面的にしか物事を見ていなかったのではないだろうか。事実として同じ事を、同じことと見なしていたのではないだろうか。

 同じ家を建てれば、単に同じ家を建てたと、悩んでいるあなたは、認識していたのではないだろうか。同じ家を建てても、その裏にある人生は違う。

 親の遺産で家を建てた人もいれば、生きている間に親に家を建ててもらった人もいる。順調な環境で生まれ育って、普通に社会で働ける能力を培って、サラリーマンになり、その給料でローンを組んで家を建てた人もいる。

 親子関係がうまくいっていた人が家を建てても、そこには長いストーリーはない。

 同じサラリーマンでも、心の葛藤を抱えて育ってきて、なかなか普通に社会で働けない人もいる。そういう人が、毎日心の葛藤と闘いながら頑張って会社で働いて、少ない給料をためて建てた家もある。

 外から見て同じように会社で働いていても、ビジネスマンの心のなかはそれぞれ違う。

 幼い頃から両親が不和だった人もいる。そして、そういう人は父親に同一化できない。その結果、大人になって会社で上司とうまくつきあえない。

 そこを我慢に我慢を重ねながら努力して、毎日会社で働いて、なんとか給料をもらって、やっと家を建てたという人もいる。

 家を建てる動機も違う。必要だから家を建てる人もいるし、大きな家を建てたら皆が驚くだろうと思って家を建てる人もいる。

 それぞれの動機には、それぞれの人生の歴史がある。

 家族の幸せのために頑張っている人と、自分が有名になるために頑張っている人とがいる。頑張りの動機が違う。前者は愛情が動機であり、後者は孤独が動機であろう。

 同じに頑張っていても、その頑張りの裏にはそれぞれの人生の歴史がある。

 それなのに、人はそれを一緒にして、同じように「あの人は頑張っている」と言う。

 同じ家でも違う。額に汗して働いたお金で建てた家もあれば、人から搾取して得たお金で建てた家もある。

 毎日リストラの不安に怯えながら会社にいても楽しくはない。そうして働いて家を建てた人もいれば、働くことが楽しくて、家を建てた人もいる。それぞれの家の裏には、それぞれの人生がある。だから、あなたの家は「あなたの固有の家」なのである。「あなたの固有の家」は、人が建てた家と比較できるものではない。

 家は、単に2DKのマンションとか、庭付き一戸建てとかいえる家ではない。

 あなたの家が小さいとする。そして、あなたがもし、「隣の家のように」大きな家を建てられれば」と思ったら、あなたは「私が私でなければ」と思っているのである。あなたが建てた家の裏には「あなた」がいる。隣の家の裏には隣の人がいる。